AGA
オーダーメイドのAGA治療を
私たちが提供する治療方法は、患者様全員に同じ薬の処方を行ったり、パッケージ化された治療をお勧めすることはございません。 診察時間をゆっくりと取り、患者さま一人ひとりの症状に合わせた多角的な治療を行い、最も効率良く「実感する発毛」へ導けるよう治療に取り組みます。
薄毛の原因と薄毛になる仕組み
主な薄毛(うす毛)の原因
薄毛(うす毛)とは、抜け毛の量が増えたり、髪の毛が細くなることで毛量が減り、地肌が見える状態のことです。これが続くようであれば、病的な症状といえます。
薄毛の原因は、大きく分けると遺伝やホルモンの影響、ストレス、食事・生活習慣などが挙げられます。
<主な薄毛の原因>
遺伝/男性ホルモン/ストレス/食事・生活習慣
この4つの原因は、複雑に絡み合うことで抜け毛増えたり髪が細くなったりします。そのため、「我が家の家系は髪が多いから安心」とは言えず、どの人にも薄毛になる可能性があると言えます。
また、女性には女性特有の薄毛の原因があります。女性の場合に多いのは、男性の部分的な薄毛と違って、頭髪全体でのボリュームがなくなるといったパターンです。抜け毛が増えてしまう男性の薄毛とは違い、女性は髪が細くなることで頭皮が見えるようになり、全体的に薄くなってしまうという特徴があります。
ヘアサイクルと薄毛の関係
毛髪には、発毛してから抜け落ちるまで「成長期」「退行期」「休止期」を一定の期間で繰り返す「毛周期(ヘアサイクル)」があります。それが何らかの原因によって「毛周期(ヘアサイクル)」が正常に繰り返されないと、毛母細胞が「休止期」のまま次の「成長期」に戻れない状態になり薄毛になります。薄毛の改善にはこの「毛周期(ヘアサイクル)」を正常な状態にすることが必要です。
抜け毛は、休止期に入った髪の毛がブラッシングや洗髪の際に抜ける状態で、生理的現象ですので、抜け毛自体はさほど問題ではありません。正常な状態での抜け毛は、20〜30代で1日に80〜100本程度、50〜60代になると1日に150本に増えますので、高齢になれば自然と髪の毛は薄くなります。
健康なヘアサイクルは、長くてかたい髪の毛が抜けますが、乱れたヘアサイクルの場合、短くてやわらかい髪の毛が抜け、抜ける本数が目立って多くなります。これは、成長中の髪の毛が成長できず、ヘアサイクルが何らかの原因で短くなり、髪が完全に成長する前に抜けている状態で、これが薄毛の症状です。
こんな薄毛の兆候には要注意!
薄毛になる前に対策をしましょう。次のような兆候を感じたら薄毛に進行する可能性がありますので、髪や頭皮の様子に注意してください。
髪の毛が細くなり、ハリやコシがなくなってきた
「髪にハリやコシがなくなり、昔できた髪形ができなくなった」「分け目が広がってきた気がする」などの現象が見られたときは、AGAなどを発症しているおそれがあります。その場合、専門クリニックを受診するなど何らかの手を打たないと薄毛は進行する一方です。
髪の毛が脂っぽくなっている
必要以上に分泌されている皮脂が原因です。皮脂が毛穴に詰まると、抜け毛が増え、薄毛になる可能性があります。
頭皮が硬くなっている
本来は弾力のある皮膚が硬くなっているということは、血行不良など何らかの異常が起きている可能性があります。
頭皮が赤くなっている
健康な頭皮は、青白い色をしています。赤くなっているということは、頭皮に炎症などが起きているかもしれません。
フケやかゆみがある
ひどいフケやかゆみがある場合、頭皮に何らかの異常が起きている可能性があります。カサカサしたフケなら粃糠(ひこう)性脱毛症、脂っぽいフケなら脂漏性脱毛症のおそれがあります。
ジヒドロテストステロン(DHT)とは?
AGA(進行性男性型脱毛症)の原因であるジヒドロテストステロン(DHT)。どのように発生して体に働くのでしょうか?
「ジヒドロテストステロン」は男性ホルモンの一種で薄毛に悪影響を与えます
ジヒドロテストステロン(DHT)について説明するには、まずテストステロンの話から始めなくてはいけません。
テストステロンも、ジヒドロテストロンと同じく男性ホルモンの一種です。男性はもちろん、女性にも少量は分泌されている誰しもが持っているホルモンです。このテストステロンに5αリダクターゼという酵素が結びついた時に生成されるのがジヒドロテストロンです。ジヒドロテストロンには毛髪の元となる細胞(毛母細胞)の働きを低下させる作用があることから、薄毛と関係の深いホルモンと言われています。
要するに、ジヒドロテストロンはテストステロンが姿を変えたものであるというわけです。毛髪に対して悪影響を及ぼすのはあくまでも“ジヒドロテストロン”に変わってからなので、テストステロンが5αリダクターゼによってジヒドロテストロンへと変化してしまうこと自体を防げば、薄毛の進行を抑えることにもつながるのです。
「ジヒドロテストステロン」を抑制するには?
抜け毛・薄毛を進行させてしまうジヒドロテストステロンを抑制するには、以下のような方法が有効です。
AGA専門クリニックで治療薬の処方を受ける
医師の診断の元、AGA治療薬を処方してもらいましょう。
【ジヒドロテストステロンを抑制する薬】5αリダクターゼに作用する成分を配合した、プロペシア、ザガーロという飲み薬があります。薬物が5αリダクターゼを抑制することでテストステロンとの結びつき→ジヒドロテストロンの生成という流れを阻む効果があります。
生活習慣を見直す
テストステロンを減少させ、ジヒドロテストステロンを増やしてしまう加齢以外の原因は、生活習慣にもあります。次のような点に気を付けてみましょう。
【食生活】
亜鉛・イソフラボンには5αリダクターゼの抑制効果があります。亜鉛を含む食品(カキ、納豆、レバー、牛肉など)を積極的に摂るようにしましょう。食事内容の改善が難しい場合はサプリメントなどを活用するのも方法の一つです。
【睡眠】
2日の徹夜でテストステロンの増加が止まると言われているほど、テストステロンの増加にとって睡眠は大切な要素です。良質な睡眠のために就寝前のカフェイン摂取などは避け、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。
【運動】
適度な運動もテストステロンの増加を促すものです。自宅で簡単にできるストレッチや筋肉トレーニングなどでも効果はあるため、なるべく毎日体を動かすようにしましょう。
女性の薄毛(FAGA)
女性の薄毛の症状・原因は男性のAGAとは違い、人によって様々です。そのため、男性の薄毛治療と同じことをしたからといって、症状が改善されるとは限らないと言うことが女性の薄毛治療の難しいポイントです。女性の薄毛には、過度なダイエットや偏った食生活、ストレスの他に、女性ホルモンの1つである「エストロゲン」が大きく関わっています。
女性ホルモンの主な作用は女性の妊娠をコントロールすることですが、その他にも美肌を保ったり髪の毛のツヤやコシ、ボリュームをキープする作用があります。当然、女性ホルモン分泌量が落ちれば髪の毛の力は弱まり、コシがなくなったり、抜け毛になったりしてボリュームダウンになってしまうのです。この毛髪を発達させ、毛髪の成長期を持続させるエストロゲンが減少すると髪の成長期が短く、休止期が長くなってしまいます。エストロゲンの分泌は20代後半ごろがピークといわれており、その後は年齢を重ねるごとに減少し、閉経後は極少量になってしまいます。特に更年期に入る40代はエストロゲンが減っていくため、1つの毛穴から出る髪の本数が減ったり、髪そのものが痩せたり、髪の色が薄くなったりして全体的に薄毛になる傾向があります。これは女性特有の脱毛症で「女性男性型脱毛症(FAGA)」や「びまん性脱毛症」といわれています。
女性の薄毛の場合、いくつかの治療を組み合わせることで薄毛治療の効果を出していきます。
当院では、ホームケアとして内服薬・外用薬を使用し、クリニック来院時は頭皮へのPRP毛髪再生療法を行うコンビネーション治療をお勧めしています。
内服薬・外用薬
ザガーロ
ザガーロ」は2015年9月28日に正式に承認された新しい薄毛AGA治療薬です。ザガーロ(デュタステリド)はプロペシアと違い、Ⅱ型5α-還元酵素だけでなく5α-還元酵素のⅠ型、Ⅱ型ともに阻害しAGAの原因であるDHTの産生を強力に抑制します。 またレセプターの占有率がプロペシア(フィナステリド)よりも高く、「Ⅰ、Ⅱ型の5α-還元酵素をともに抑制すること」、「占有率が高いこと」からプロペシアよりも強力にDHTの産生を抑制します。
ミノキシジル
ミノキシジルは様々な作用で発毛・育毛を促すことが報告されています。
成長因子の一種である、IGFやHGFを産生する、毛乳頭細胞のカリウムチャネルのスルホニルウレア受容体に結合し、アデノシン産生を介して成長因子であるVEGFやFGF7を産生させる、等の報告がります。これらの成長因子は発毛・育毛を促します。また、プロスタグランジン産生を促進し、血行がよくなることで発毛・育毛を促すともいわれています。これらの作用が複合的に作用して毛髪成長を後押しします。
PRP毛髪再生療法
特徴
患者様ご自身の血液を採取し、その血液を遠心分離することによって得られた血小板を多く含む「多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう):PRP」を用いた治療法です。血小板の中にはさまざまな種類の成長因子(サイトカイン)が含まれており、それらは細胞の増殖や組織を活性化する作用があります。
血小板に含まれる代表的なサイトカインには次のような種類があります。
PDGF(血小板由来増殖因子)
細胞増殖、幹細胞の分化、血管新生、マクロファージや繊維芽細胞の誘導
TGF-β(トランスフォーミング増殖因子)
結合組織形成の誘導
ILGF(インスリン様成長因子)
創傷治癒
EGF(表皮増殖因子)
細胞分化誘導
これらの成長因子(サイトカイン)を含む修復機能に優れたPRPを頭皮に注入することで、毛母細胞の生成と成長が活発になります。
注入法について
銀座プラタナクリニックでは、このPRPをお顔全体にまんべんなく効率的に注入するため水光注射での治療を行っています。
「水光注射」とはもともと韓国で生まれた、美肌治療ための注射です。注射用の専用精密機械を使用して注射をします。これを発毛治療に応用したものが当院の「PRP毛髪再生療法」です。水光注では細かく、適切な位置に均一な量を注入することが可能になります。
※当院ではシャワールームの設備もございますので、頭皮をキレイに洗浄してから治療に入って頂けます。また治療後の身だしなみにもお使いください。(PRP注射直後は、シャワーはお控えください。)